お店のマネジメント

出店を成功させるための思考法(差別化という考え方)

脱サラや転職をして自分のお店を出すというのは、人生において大きな賭けをするということです。

どんな小さなお店でも、数百万円の投資が必要です。
店舗で成功するためには、一定の準備が必要であるため時間もかかります。

自分のお店を持つということは、「賭け」は「賭け」でも、「絶対に失敗できない賭け」に参加するということなのです。

それでは、お店を持って「成功」した状態とはどういうものでしょうか。
それは、初めてご来店いただいたお客様が、再度来店してくださり、お店のファンになり固定客となっていただけることです。

固定客となったお客様は、口コミで知り合いの方々に無料でお店の宣伝をしてくれます。
そうなると、お店は軌道に乗り始めます。

それでは、どうすれば初めて来店されたお客様が固定客となるのでしょうか。
それは、初めて来店いただいたお客様に、事前に抱かれていた期待以上の感動体験をしていただくことです。

その方法は、地域で一番のお店になることです。
とはいえ、個人が大手と同じような店舗を出店しても勝てる見込みはゼロに近く、最後は消耗戦となり負けてしまいます。

地域で一番のお店になるという意味は、オンリーワンのお店を出店するということです。
商品、料理、サービス、接客など、自店の強味を見出し、競合店に勝てる要素を作るのです。
これを「差別化戦略」といい、個人のお店には欠かせない考え方です。

分かりやすく言い換えると、「そのお店にしかない魅力を持つ」ということなのです。

個人のお店は、経営資源と呼ばれる、「ヒト・モノ・カネ・ノウハウ」に余裕がありません。
そこで、自店の強味を生かし差別化のコアとするため、経営資源をそこに集中して競合店が模倣できないレベルに強化するのです。

差別化は、自店の強味によって方向性が変わります。

続きは、次回の投稿で書かせていただきます。

最後までお読みいただき、有難うございました。

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